PC版RAGE(クリア後感想)
- 出版社/メーカー: ベセスダ・ソフトワークス
- 発売日: 2011/10/06
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Rage 【CEROレーティング「Z」】 - Xbox360
- 出版社/メーカー: ベセスダ・ソフトワークス
- 発売日: 2011/10/06
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SteamにてDL購入した日本語版RAGEをクリア。
お値段は大体($79.99=\6,126少々)って所。
Steamらしからぬ日本的なお値段が大変購入を躊躇わせてくれる設定ですが、パッケ買ったらもっと高いのでこんなものか…しかし、何処の介入で日本だけこんな価格設定になったのやら?
とりあえず遊ぶまでと、バグ的なもの…
・発売日(10/06)の夜にDL。
→1時間半位でDLが終わりそうになり、妙に早いなぁ〜と思っていると、いきなりDL完了分が0%になり、倍以上の時間が表示される。
まぁ、どうせ遊ぶのは明日帰ってきてからだしなぁ、と思い放置して寝る。
・帰宅してゲームを起動し、日本語吹き替えされているオープニングを見て、本編開始…画面がグチャグチャの電脳ドラッグ状態になる。
→少し考えて、ロード画面から、オートセーブされているデータをロードし直す。
もう一回飛ばせないムービーと演出を見て、とりあえず普通に描画された画面になる。
・以降、ゲーム中「街→外マップ」に切り替えるエリア移動の際、ゲーム開始と同じく画面がぐちゃぐちゃになる現象が確実に起きる様になる。
→性能が足りてないPCでMOD入りのOBLIVIONとFallout3をやり過ぎていた為、鬱陶しいと思いつつも、手動で読み込み直すのにすぐ慣れる。
・一部のサブクエスト、スナイパー系の「ミュータントの脅威」、ビギナーレースの非コンバットレースのマップもぐちゃぐちゃになる為、遂行不可能。
→上記のMAPではセーブ出来ない為。
ただ、昨日パッチがあてられたらしく、これらのミッションについては多分遊べる様になっているのではないかと思います。(スナイパー系ミッションのみ確認)
※でも、エリア移動の画面がぐちゃぐちゃになるのは解消されなかった…残念。
シナリオは?
巨大隕石が直撃して人類消滅必至な状況から、未来の復興に望みを託し、アメリカ政府が復興に必要な人材と情報等を詰め込んだシェルター「アーク」をあちこちに埋めてから100年と少し後。
何かの理由で地表に浮上したアークから、解凍された主人公は、装置の故障っぽい何かで干物になっている仲間達の姿を見つつ外へ。
荒廃した荒野ですぐにヒャッハーに襲われるも、近くの村のリーダー、ダン・ヘイガーに救われる。
そして、この荒廃してしまった世界で、アーク計画の生存者はオーソリティーという集団に狩り出されていると忠告されるのだった。
「何か、間違いが生じている…」
アーク計画は失敗に終わってしまったのか?はたまた、別にそんな計画無しでも人類は死滅せずに済んでいたのか?、そしてオーソリティーとはなんぞや?
疑問に苛まれつつも、とりあえずまずは生き残る為、主人公はダンに請われるまま、銃を取る。
盗賊共を皆殺しにする為に。
シナリオとしては、右も左も分からぬ主人公が意外と親切な周りの人に協力しつつ、オーバーテクノロジーをほしいままにしているオーソリティーから逃げ、後に対立する感じになってます。
まぁ、でもその辺はシューターなので多くは期待しない方がいいです。
キャラクターとか?
実に良く表情が動きます。
濃いかも知れませんが、気持ち悪くはない案配でいい感じですね。
しかしながら…台詞が少ない為、見た目のインパクトのあるキャラは居ても、性格的な印象は割と薄めな感じ。
その辺もシューターだから…
システムとか?
FPSアクションですね。
ノーマルで格闘攻撃を2、3喰らうと死ぬ感じですが、射撃攻撃はヤバイと思ってから逃げても割と間に合う感じで、そこまできつくは無いです。
一回死んでも、主人公の中のナノマシン的な何かが(序盤は)一回だけ目押しのミニゲーム付きで蘇生のチャンスをくれます。
ただし、蘇生のゲージは極めてリチャージが遅いのであてにするのは危険です。
そして、敵が異常に硬いです。
ヘッドショットして、ヘルメットがとぶだけなのは分かりますが、ピストルとかアサルトライフルだと、そこから2、3回ヘッドショットを決めないと死なないです。
基本的に、
「相手が倒れるまで撃つのを止めるな!」
そんな特殊部隊の心得が役に立ってくる(?)ゲームです。
ただ、相手は死んでも慣性で前進を止めないので、死体撃ちする事になりますけど。
多分、敵が妙に硬くて、拳銃だけではなく、アサルトライフルまでが豆鉄砲なのは、敵の面白モーションを見せたくてしょうが無いからだと思われます。
実際、敵兵の行動は、
・不利になると奥の方に撤退してゆく。
・瀕死になると物陰に倒れ込み、倒れたまま射撃してくる。
・ダメージを負って逃げる時には足を引きずっている。
・拳銃、アサルトライフル等の遠距離向きの武器を持っているのに吶喊してくる奴が混じっている。
・盗賊のゴースト族、ミュータントは壁にぶら下がったりジャンプしたり、動きにいやらしいフェイントをかけてくる。
・重い鎧をつけている連中は攻撃すると金属音と共に装甲が徐々に剥離してゆく。
等々、多岐に渡っています。
とかく敵が硬いこのゲームで、突撃してくる奴ほど嫌なものも無いです。
シューター部分は面白い!と褒められるのも中々に納得の出来だと言えましょう。
これでFEARみたいに裏取りしてくるAIだったら泣けますね。
最初に貰うハンドガンが双眼鏡(の片方)を買うと何気に終盤まで使える武器なのもいい所。
レース要素とか?
RAGEは拠点移動のファストトラベルが存在せず、拠点間は車で行き来する事になります。
各街にはレース場があり、そこで勝つ事で車を強化するレーシングチケットを入手したり、新しい車を手に入れたりするイベントが起きます。
しかし、車が壊れると修理にはお金がかかります、当然積んでいる武器も弾を買ってこなくてはなりません。
難易度Normalだと、結構な速度で車が壊れました。
お金稼ぎが渋いゲームなので、正直車の維持費が馬鹿になりません。
これについてはプレイヤースキルもあるんだとは思いますが…
後、メインクエストに一部のレースを組み込んだ為か、何じゃこりゃ!?的な公式チートがあるレースでは使えたり、レースゲーに慣れた人にとっては欠伸の出る簡単さになっている部分もある様な気もします。
ただ、クエストに絡む部分と、ビギナーレースしかやってないので、それ以降のレースは鬼、地獄かも知れませんけど。
吹き替えとか?
日本語字幕と吹き替えはしっかりしてます。
ヒャッハーさん達の独り言までいい演技で。
台詞に関してはそう多くはないと思いますが。
総評?
シナリオは良くも悪くもハリウッド大作ものです。
壮大なる序章を作ってみましたって感じです。
EDのあっさりぶりと来たら、シューターにはシナリオなんてオマケですよ、偉い人にはそれがわからんのです!、とでも言いたそうな感じ。
KILLZONE2みたいな終わり方というか、トータルリコールのラストというか…
そして、ゲーム内容については…詰め込みすぎて微妙になってしまっている感じ。
一本道にクエストをしていくのがメインのゲームなのに、妙に箱庭ゲームの雰囲気だけするので、そこがイマイチの原因になってしまっている感があります。
おかげでBORDERLANDSとかFalloutと比較されがちなんですよね、全然別のジャンルのゲームなんですが。
無理にレースゲームもメインに組み込む必要は無かったんじゃないかとも思いますし。
そして、妙にお金稼ぎの手段が少ない感じが、クエストクリアには足りますが、遊びで無駄遣いするには少し足りない感じ。
アクションゲームとしては、無駄に稼がれるのはまずいのかも知れませんけど。
ついでにいえば、周回要素がないのも食い足りない感想が出る一因、RPGじゃないから蒐集要素つけるのも若干難しいし、FPSなので追加衣装解禁とかできないっていうのはありますが。
そして、最後に描画のバグですね。
テクスチャの貼り遅れは全体からすると割と些細な問題ですね。
いや、普通に製品としてみればかなり問題だとは思うんですが、画面が幾何学的な何かに支配されて遊べなくなるよりはマシなので。
一部の特殊な環境でバグが発生するならまだ違うんですが、ググるとあちこちで起動しないとか、色々と問題を出している様なので…本当にデバッグしたんでしょうか?コレ?
正直、無理して$79.99で買う価値はありません。
(日本アカウントでそんな奇跡が起こるのであれば)半額以下セールを待ちましょう。
或いは、素直にPS3、XBOX版を買うのが良いかと思われます。
別にMODゲーじゃ無い事だし。
『どうしてこうなったんだろう…?』