Fallout:New Vegas(DLC4:Lonesome Road)
SteamにてFalloutNewVegasの(クエストとしては)ラストリリースなDLC「Lonesome Road」が配信されていたので導入、ついでに、アイテムMOD系のDLC「Gun Runners'Aresenal」、そして、「Courier's Stash」もリリースされていたのでそれらも折角だから導入。
・「Gun Runners'Aresenal」は純粋に、新しい武器と弾種を追加する公式MODですね。
故に、似た様なMODを導入しているユーザには無用の長物と評価する向きもある模様、ま、MODを使わないプレイヤーだって居るだろうし、本来はPS3、XBOX版を想定していると考えればこんなものではないかと思います。
個人的にこのDLCで特筆すべきなのは、「MadBomber」(LV6、Repair45、Explosives45)のPerkの追加です。
爆弾系のレシピが解禁されるPerkなんですが、ミニニュークを地雷化したり、昔懐かしのヌカグレネードの追加、ピストルパウダーで作れるお手軽ブリキ缶グレネード等々あり、特にマイクロフュージョンセル3つだけで作れるMFCグレネードの使い勝手が実に良し。
そして、そのMFCグレネードを束にして投げるMFCクラスタ(ダクトテープ×1、マイクロフュージョンセル×18、廃電子部品×1)ときたら、デスクロー様が消し炭になる高火力。
これでようやくNVでも爆弾が使いやすくなるというものです。
・「Courier's Stash」は、発売時に予約特典として(確かどれか一つ、店舗毎に違ったかな?)附属していた…
>「Caravan Pack」
→軽量レザーアーマーや、キャラバンショットガン等、ゲーム中に遭遇する行商人風の装備パック。
>「Classic Pack」
→ヴォルト13のジャンプスーツアーマーに、ピカピカの10mmピストルに、持ってるだけで若干喉の渇きが回復する水筒等、Vault出身者ライクな装備パック。
→軽量メタルアーマーに、グレネードライフル、医薬品各種と、傭兵的な装備パック。
>「Tribal Pack」
→ヒャッハーさんアーマーに、幅広のナタと投げやり、毒と、ヒャッハーさん、或いは原住民を意識した装備パック。
そんな装備が全部入ったブツ…まぁ、特典を逃した、或いは全部欲しい人向けですね。
そして、「Lonesome Road」ですが、こちらは、ゲームスタート地点のグッドスプリングスからプリムへ向かう途中、右手側にある「キャニオンにスクラップ場」から入場するクエストです。
元から、運び屋はカエレ!とか色々と不穏当な落書きが目立つ場所でしたけどね。
中に入ると、ありがちですが、コンパニオンは入場不可。
コンパニオン人数追加MODで無理やり連れて入れば連れ込めますが、一部のエリア移動でクラッシュします。
>以下ネタバレ含み感想
移動すると、そこは荒廃した軍事基地を見下ろす高台。
手近な入り口に入って探索していると、途中、カプセルの中に封入されているED-Eを発見。
外(プリム)に里帰り指せている筈のED−Eが何故ここに?…といった感じの導入なんですが。
このDLC「人里離れた路」的な意味合いからか、道中、登場してくるNPCは全て敵対的なクリーチャーばかりで、随所で話しかけてくる、異名は「Courier SIX」、字(あざな)は「ulysses」のおっさん(本来主人公の代わりにプラチナチップを運ぶ筈だった男)も最後の最後まで姿を見せません。
最初から最後まで孤独で気味の悪い雰囲気に包まれたクエストです。
ED−Eが居なかったら完璧にホラーですよ。
舞台となっている、「ザ・ディバイド」ははハリケーン吹きすさぶ峡谷で、元軍事施設のあった場所。
地震と核爆発で壊滅したらしく、土地の隆起と建物の崩壊、そして所々から高濃度の放射線が発散されています。
そして、キャピタルウェイストランドと違って、ネヴァダではそこまで残存していなかったロボット兵器が豊富に稼働中。
ついでに、NCR、レギオンのユニフォームを継ぎ接ぎしたくって、最早どこの誰だか訳分からくなった、筋肉層剥きだし赤グール共。
洞窟では爪と牙で武装し、硬い鱗に包まれた新顔が、即死級の挨拶。
お馴染みのデスクロー様も多数ご出演。
そんな地獄みたいな環境を突破し、主人公は先輩の後を追う事になります。
サイドクエスト的な物は特に無いので、クエストとしては一本道ですが、あちこちに放置されている「WarHead」(弾頭)をレーザービーコンで撃発させ、全てを破壊するという実績とか、コンピュータからファイルを捜すとか、いつもの宝探し的な要素はあります。
ゲームとしての難易度は割と高いと思われます。
特に、洞窟の新顔の攻撃力がデス様レベルな上に多数が群れている、場所によってはスクリプト湧きするので、近くまで行かないと出てこない、といった状況なので、ステルスボーイで逃げるか、或いは多数の地雷で陣地を構成して迎え撃つ等それなりに策を講じなくては瞬殺されます。
まぁ、私はインチキしてコンパニオン連れだったんで若干楽してましたけど。
正規コンパニオンのED−Eも、クエストの都合上、一応HARDCOREでも死なない設定になってるから若干ましですけど。
後、こちらのED−Eはちゃんとステルスしてくれるいい子です、ネヴァダの愛すべきポンコツとはひと味違いますね。
しかし、このザ・ディバイドですが、軍事的に非常に価値のあるブツが眠る場所であり、NCRとレギオンは密かに多数の兵を送り込んでいます。
赤グール共はそのなれの果て、という事の様ですが…ここのグールときたら、下手に知能が残っている分始末が悪いです。
お外のフェラルグールはもりもりと屍肉ウメェ!なヤツラですが、ここの赤グール共は、人肉ウメェ!です。
生肉に齧り付くわけではなく、ちゃんと食肉として捌いたり、調理してる形跡があちらこちらで目に入ります。
正直、谷が丸ごとアンデールな状況です。
とある地下室に踏みこんだ時には、
『もうおうちかえる〜!』
とか、うちの子が言い出すかと思いマシタ。
後、クエストには関係ない超高濃度汚染地帯にはとんでもない数のデス様達と赤グールがたむろってました。
爆心地だったのかしらん。
アレ?そう言えばうちの子も、OldWorldBluceで獲得したPerkで、生きもの全て(※1)からブラッドソーセージとか、薄赤いペーストを戦利品として採れる様になってた気がしますが…まぁ、カルマが下がらないから悪い事してる訳じゃないんでしょう。
(※1)当然、人間も含まれる。
追加武器ですが、火炎弾が打ち出せる信号銃的なものとか、肩に担いで撃つ10mmピストル弾使用のガトリングガンとか、本編だとボスが使ってた東洋巨大剣とかがあります。
数々の艱難辛苦を乗り越えて「Courier SIX」に追いついた主人公はそこで、Fallout3のラストばりの選択を行う事になります。
なべて世はこともなし、を選択するか黙示録を再現するかは全ては主人公次第。
確かにラストDLCにふさわしい結末と言えます。
世界の危機は人々の目に触れる事無く起こり、誰にも知られる事無く防がれた。
…かと思いきや、思いっきり一部の組織の評判が上がるんですけどね。
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