Crysis 2 PC 日本語版

クライシス 2

クライシス 2




 先週4/14日に、“侵略イカ息子 in NewYork”事、CRYSIS2を購入。
 日本語PC版などという若干レアなものにしたので、お店をハシゴしてしまったのですがなんとかGET。
 帰ってから、取りあえずインスコしましたが…とりあえず、ゲームを起動する度に最初に設定するIDとパスワードが必要なんだなぁ。
 この点はやはりコンソール版の方がお手軽かも。


「EA CRYSIS 2 Launch Trailer - Trailer di Lancio ITA - HD」


http://www.youtube.com/watch?v=psdSFSvYvsI



 さて、ゲーム冒頭ですが…


 冒頭のムービーにて、ナニやら正体不明の疫病が蔓延しているニューヨーク。
 戒厳令がしかれ、治安維持の為、何故か州兵でも、陸軍でもなく、民間軍事会社Crynet Systemsの私兵「C.E.L.L.(CryNet Enforcement and Local Logistics forces)」が投入されている事が報道されてます。
 ちなみに、Crynet SystemsはCrysisシリーズのキーアイテム、ナノスーツを開発した会社です。
 この時点で色々きな臭い訳ですが…




 場面は変わって、潜水艦。
 我等が主役の海兵、アルカトラズ君が仲間の海兵と共に待機中。
 彼らの任務は、戒厳令がしかれて完全封鎖されたニューヨーク市街から、ナノテクノロジーの専門家グールド教授を救出する事。
 仲間達は…


『伝染病区域から人を連れ出すのにアサルトライフルは要らんだろ、きっとナニかヤバイ事に違いない』


だの、


『宇宙人の侵略だって聞いたZE!』


 とか妙に楽しそうですが…生憎と我等がアルカトラズ君は、テキーラの呑みすぎで二日酔い状態。
 正直話を振られても頷くのが精一杯だったり。


 コイツ、本当に大丈夫なのか?


 激しく心配になってきますが、突然、爆発音と共に灯りが非常灯に。
 船体から大変な音とサイレンが響きます。
 即時退艦命令が…どうやら、ボカチンくった様です。


 二日酔いの体に鞭を打ち、必死こいて脱出するアルカトラズ。
 海面で仲間達と合流すると、自由の女神が下半身の布を吹っ飛ばされてあられも無い姿になってます。
 あらあら…と思う暇もなく、訳分からんピンク色の光をだすヘンな乗り物から機銃掃射が…
 大戦中の米海軍のお株を奪うかの如き鬼畜な追い討ち。
 コレにはさしもの屈強な海兵といえど辛抱堪らず、ただ沈んでいくアルカトラズ君。


 しかし、夢うつつの中、ゴリラ的なシルエットのごっついスーツを着た怪人に引きずられる、謎のフラッシュバック入りの夢を見る。
 フラッシュバックの中、怪人は、C.E.L.L.兵をちぎっては投げ、IFV(歩兵戦闘車)の機関砲弾をはじき返し、そのタレットからむしり取った重機関銃でへりを叩き落とすデタラメな無双ぶり。


 そして、気がつくと、目の前にぴっちぴちのタイツを着て拳銃を持ったハゲの巨漢が…めっちゃ怖いです。
 ていうか、いつの間にか、自分がゴリラスーツ着てます。


『未来へようこそ』


とか


『お前が最後の希望だ』


 とか、なんか言われてますが、なんかよく分かりません。
 しかし、取りあえずグールドに会えとか言われたっぽいので、アルカトラズ君を呼んだのはこの人っぽいです。


ガチムチ『お前にはスーツ、俺の命を与えた、約束して…』
ナノスーツv2.0『新たなDNAを確認、初期化します(電子音:男声)』


アルカトラズ『ちぇーんじ!』


ガチムチ『…ッ、なんだなんだ、出し抜けに、どうかしたか海兵?(今から良いとこだったのに…)』
アルカトラズ『何故、AIのボイスがむっさい男なんだ!未来兵器のAIボイスっつったら、クールなお姉さんか、可憐な少女ボイスに決まってるだろ!常識的に考えて、起動音声は…“おはよう御座います、戦闘行動を開始します”とか、無機質な中にもそこはかとない可憐さが…』
ガチムチ『…アルカトラズ、お前もしかしてOTAKUか…』
アルカトラズ『それがナニか?海兵がOTAKUで悪いのでアリマスか!』
ガチムチ『…いや、別にそれは個人の勝手だが(よりによって酷いの拾っちゃったな、運命とは過酷なものだ…)』
アルカトラズ『嫁はZ・O・E・初代のAIDAたん!、海兵のキャリアを辞した後は、個人貿易船を手に入れ、妖しい積荷から出てきたピンク色の巨大ロボ少女AIに、運命のおじさま(はぁと)とかよんで貰いつつ、世界中はもとより、宇宙を又にかけた元嫁探しを…』


『ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!ガン!』


アルカトラズ『いてぇ!ヘッドショット、めっちゃいてぇ!』
ガチムチ『(…おいおい、残弾1発になっちゃったよ)テキーラの呑みすぎか?任務の前の深酒は感心できんな』
アルカトラズ『最後の希望撃つとか、ありえねぇ…まぁ、それは兎も角…この味も素っ気も無い電子音声ってなんとかなりません?』
ガチムチ『(まだ言うか…)前のv1.0じゃ選べたんだが、そのv.2.0は生憎とプロトタイプだ、そんな余計な機能は無い』
アルカトラズ『ああ…やる気でねぇ…』
ガチムチ『しようのない奴だ…確か、一部保存されていたデータが、そっちでも使えるだろう』
アルカトラズ『Yatta!』


ナノスーツv2.0『ムァキシマムアーマー(CV.若本規夫)』


アルカトラズ『…』
ガチムチ『ん?満足したか?海兵』
アルカトラズ『スミマセン、もとのでいいです…ある意味いいですが、正直、作戦中に笑ってスニーキング出来なくなるんで』
ガチムチ『(ワガママな奴だなぁ…)まぁ、納得したんならいい…えーと、どこからだったか?』
アルカトラズ『たしか…俺のタマをくれてやるとか』
ガチムチ『(…流石に最後の一発は使えんな)え〜、コホン…お前には、スーツと俺の命を…ああ!、もう、いい!…俺はプロフェットと呼ばれていた、憶えておいてくれ』


 こうして、アルカトラズはナノスーツv2.0を手に入れた。


※注)プロフェット氏は、前作の主人公達が所属していた小隊の隊長だった人です。


 …とまぁ、駄文はさておき。
 CRYSIS2のシングルモードを週末にソルジャー(並)の難易度でクリアしました。
 一言で言って、面白かったです。
 グラフィックについては、個人的に一定以上であれば特に気にするところでもないので、デフォルトからいじらないで遊んでました。
 遊ぶ上で別に気になる所はなかったですね。
 ただ、フルスクリーンでなく、ウィンドウモードで遊んだのがまずかったのか、インターミッションのイベントでいちいち先生が途切れ途切れになってました。
 字幕を表示していたので、理解には特に問題なかったですけどね。
 シナリオは本職の作家さん(リチャード・モーガン氏)に頼んだんだZE!と大々的に言っていただけあって、中々。
 前作をやっていると、プ、プロフェットー!、な衝撃的な始まりから、周り中敵だらけの中、陰謀とスーツの秘密に翻弄されまくる主人公、そして、ラストのカット。
 …小説というよりはハリウッド映画っぽい、と言った方が当たっているのやも。
 続編ありありな終わりなのもハリウッド的。
 ま、それはもともとが3部作予定の筈なので、元からか。
 しかし、最初に目が醒めた施設が感染者の死体で一杯のコンテナで埋まってるとか、死体袋でバリケードできてる状態とか…実にホラーだった。
 あちこちで腐ってるどころか、溶けてるし…初回、懐中電灯拾えるの気づかなかったから、割と素通りしたんですけどね。


 システムに関しては、前作に比べてナノスーツのモードの切り替えが洗練されたので本当に使いやすくなった感じです。


初代、Warhead:ストレングス、スピード、アーマー、クローク(マウスセンターボタンで切替)


今作:アーマー(Qボタン)、クローク(Eボタン)、ダッシュ(左Shift)、強ジャンプ(Space長押し)、超キック(V長押し)


 クローク状態からすばやくアーマーに切り替えて射撃とか、凄くやりやすいです。


※クローク状態で攻撃を出すと、スーツのエネルギーが一気に0になってしまい大変危険。
 アーマーモードにすると、照準が若干安定するので、狙撃にも有効だったりする。


 そして、今回、イカ息子こと、頭足類エイリアン“セフ”共をやっつけると、スーツを強化する為のポイントが手に入ります。


 地形については…やはり街中という事もあって、初代程広さは感じません。
 …いや、徒歩散策になるんで十分広いんですけど、印象的に。
 初代はしょっちゅう車で爆走する展開がありましたからねぇ。
 ただ、今回は上下移動が多かったです。
 超ジャンプからの掴み、気持ちいいです。


<以下ネタバレ有りな感想とか>

























 結局ナノスーツは、セフの技術を使った超兵器だったみたいですが…まさか、v2.0スーツが、ZOEのジェフティ並の立ち位置に居るとは思いませんでした。
 搭載されてるAI、優秀すぎ。
 初代AIDAより本当に愛想無いけど。
 初代だと、スーツ着た仲間もぱかすかやられてたっけ。
 しかし、装着者と融合して本来死んでいる筈の致命傷をカバーして共生するとか、ますますANUBISのディンゴとジェフティぽい関係だ。


 スーツを着ている間は不死身だッ!ただし、脱いだら死ぬ。


 前作だとプロフェット氏は途中エイリアンに浚われて、何故か途中で戻ってきて、エイリアンの武器を分捕ってきていたとかよく分からん人でしたが、今作で色々と衝撃の展開でした。
 まさか、冒頭でいきなり自決するとは思わなかった…
 ほんと、プロフェットが主人公かと思ってましたから。
 それにしても、フラッシュバックでプロフェットが、俺の部下がどうなるか知っていたな、って怒ってたって事は、初代のナノスーツも共生関係を構築する機能はあるのかしらん。
 次回作にはノーマッドとサイクス軍曹は出てきてくれるかな。
 いや…セフにのっとられて敵になってたら悲しいけど。
 プロフェットが冒頭で自殺したのはスーツを通してセフにのっとられそうになっていたからみたいだし。
 しかし、やっぱり最後にプロフェットが出てきたのはスーツの中にプロフェットの人格がデータとして残ってたって事なんだろうかな。
 流石に、物理的には生きてない様な…


 そういえば、ハーグリーヴのおっさんもあれで死んだとはイマイチ思えませんね。
 ハブ酒のハブみたいな状態であんな長生きしてきたオヤジですから、きっとしぶといですよ。
 新しいナノスーツを纏って現れたりして…


 今回ニューヨークのセフの拠点は撃滅した訳ですが、世界中にセフの遺跡は散らばっているとの事なので、次回作はもっと世界中が大変な事になってしまうんだろうな。