つくものがたり、4話まで終わった…
- 出版社/メーカー: フリュー
- 発売日: 2011/01/27
- メディア: Video Game
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先週に購入した、PSP用の妖怪ネタADV「つくものがたり」、とりあえず第4話までは終わった訳ですが…
コレ、あと何話あるんだろう?
今の所、普通に好感の持てるキャラが一人も居ないっていうゲームも珍しいのだけども。
この後、ナニか超展開があって、イイ感じになったりするんだろうか?
まだ途中ですが、所感。
※注意:以下の文章は、「つくものがたり」が気に入った、気に入っている人には向かない文章かつ、若干のネタバレを含みます。
そして…当然ながら、完璧に主観的です。
客観的な観点は含まれていないです、はい。
ゲーム部分は別に、テキストから付喪神に能力を付与する言霊や、情報や言霊と交換できる噂を拾ったり、写真を撮って付喪神を捜したりというADV部分は、中々面白く探索してる感じあするのでイイ感じではないかと思います。
MAP移動して、経過していく時間でフラグを管理するというのも、なんか懐かしい感じがしていいです。
…遙か昔の話だと、同級生2っぽい感じのシステム…か。
クイックセーブも使いやすいし。
主人公以外はほぼフルボイスみたいなので、声優さん目当ての方にも悪くないのではないかと。
お話の締めに行われる戦闘自体は、ごく普通のコマンド選択式のもので、オマケのミニゲーム感覚っぽいです。
ただ、ADV状態での探索で得た、相手の五行の属性等の情報や、それに対抗できる属性の付喪神に言霊が直接的に戦闘の趨勢に影響します。
なので、それまでにやっていた探索次第で楽勝だったり、勝てなくてハマりそうになったりとか、勝敗は戦う前についている感じ。
しかし、写真(憑き代)は使い捨てっていうのは感覚的に微妙。
お気に入りの仲魔は愛用したくなるのがサマナーの性なので。
システム的には特に問題では無いんですけども。
関連雑誌の特集見ても、戦闘に関してはさっぱり分からない感じだったのも、そこまでメインに据えられた要素じゃなかったからなのか。
選択肢、分岐が若干少ない気もしますが、それはフルボイスという点を考えれば仕方ない所じゃないかとは思います。
ただ、どっち選んでも悲惨な事になる選択肢が多めな印象もありますが…
さて、あちこちのネットのレビューでネタにされているみたいですが、まず主人公がアレ。
転生學園辺りだと、主人公が空気…とか言われてましたが、このゲームだと、主人公は“道化”です。
ヘタレ、ムッツリスケベ…ま、ヘタレに関してはいざという時に逃走したりしないので、その辺は言っちゃ可愛そうだと思いますが。
なんにつけても言動、行動が中途半端なので、いちいちストレスが溜まる感じ。
ついでに、別に何も悪い事をしてない下級生(男、見た目が根暗キャラっぽくなっている)を心中、妙に目の敵にしてたり。
主人公の立場がどう見てもイジメられている感じな為、より弱い相手に攻撃性が向いてるみたいでかなり感じが悪い。
…しかし、ま、主人公はそれでも責任投げ出さないからまだ許せます。
だって、他がもっとヒドいから。
とは言っても、ツンデレ幼なじみだの、最初の事件で助けた元新体操部、教師命令で校内を案内する羽目になった三味線弾きの下級生…等々、ギャルゲ補正か、それなりに好意を持ってくるキャラはいる訳ですけども。
主人公がかなりメチャクチャな理由で公開リンチ(マジでリアル暴力)されてる時、助けようとする奴、殆ど居ません。
主人公も最初から心折れてるので、余計に惨めです。
一応、元新体操部の子だけ、口添えはしてましたけども。
基本みんな、教室内で展開されるリンチを見てるだけか、或いは無関心かといった所。
…ていうか、教師もそこに居るんですけどね。
本気で、主人公友達居ねえなぁ…と思わされます。
いや…一応、親友的な幼なじみの体育会系青年は居るんですが、いかんせん、別校舎の住民なので、普段出てこないです。
一緒の教室に居る「友達」呼ばわりされてる奴は、この手のゲームに良くいる、窃視症の性犯罪者ですが、気にくわないと出し抜けに殴ってくるわ、会話でハメて主人公の評判落とすわ…友達?違うだろ、っていうのだし。
生徒会長は姫アコ、姫PL(?)みたいな人だしなぁ。
一番酷いのは、主人公をよく分からん「妖対策室(自称)」とかいう組織に無理矢理入れた、担任の女教師だったり。
主人公に妖怪を狩れと命じたきり、本気でその後はノータッチ。
組織についての説明も(今の所)全く無し、というか、主人公が状況報告にいった所で、3フレーズ以内に会話が終わるので、コミュニケーションを諦める感じに。
…まぁ、キャラ的には、ワガママで俺様な教師キャラな訳ですが…誰も止めだてできるキャラ居ないんだよなぁ。
さっきの主人公リンチイベントでもむしろリンチをけしかけるという屑っぷり。
この人が命令した、公に口に出せない理由で学校行事休む羽目になったのがそもそもの原因なんですけどね…
しかしながら、声が小林ゆうさんだけに、銀魂のさっちゃんに聞こえて仕方なかったり。
主人公を変態扱いしてまくし立てるとことか、特に。
銀さんとかが殴って終わらせないと、さっちゃんてああなるのか…むぅ、単なるウザキャラだ。
今まで(第四話まで)の所、任務については一切主人公をフォローした事はありません。
この人、必要だったのかな?
とかく、主人公が希薄な人間関係の中、独りあがいてる印象があるゲームです。
正直、まだZONEとかWastelandの方が人情味があるような…
他にも、一応普通の学校の筈なのに、真剣を持ち出して決闘始めた同級生をはやし立てて見世物にするだけで、誰も教師呼ばずに大事にならない…ていうか、それ以前の展開では錯乱して刃物振り回す奴がうろついていたのに休講にならなかったとかどうかしてるんじゃないか?この学校。
…多分、蓬莱学園か、ナイトウィザードの輝明学園みたいなとこなのか、そう脳内補完しないとダメなんだろうなぁ。
所々で、突っ込みたくなる所が多い。
この手のゲームやったのはもう遙か古の事だから、今はコレがむしろスタンダードな感じなのかな。
ギャルゲ-マスターな知人達なら教えてくれるかも知れない。
まだ、全部は終わってないから印象は変わるかも知れないけど…どうなんだろう。
しかし、一つだけ言える事。
ジュヴナイル伝奇的なものを予想して買うと肩すかしを食らいます。
それだけか。