ASSASSINCREED'S〜不良アサシン更正記〜


 そろそろ2のTVCMも始まった様なので、洋ゲー覚え書きの中からアサシンクリードをチョイス。

 ユービーアイソフトモントリオール・スタジオが開発し、ユービーアイソフトが販売している、潜入アクションゲーム。


 来る2009/12/03にベネツィアを舞台にした「アサシンクリード2」が発売される、できの良いアクションゲームです。
 2は1よりも更に進化しています。
 そちらの情報が見たい方はこちらへ…
 敵の武器を無刀取りして即座に反撃する映像は鳥肌が立つ程カッコイイです!


「ASSASSINCREED'S 2 日本公式」
http://www.ubisoft.co.jp/assassinscreed2/


 12/23日にはPSPで、1の直接の続編も出ますしネ!


「ASSASSINCREED'S ブラッドライン」
http://www.ubisoft.co.jp/bloodlines/


 キプロス島でアルタイル先生大暴れ。


 さて、順序が前後しましたが…1の紹介に戻ります。
 舞台は第三回十字軍が派遣された12世紀末のエルサレム周辺。
 十字軍とイスラム軍がぶつかり合う不安定な政情の中、アサシン教団のマスターアサシン、アルタイルとなり、平和を乱す両軍の重要人物達を暗殺しまくります。
 …ちなみ、当然ながらにゲームに出てくるアサシン教団は、リアル教団と全く別ものですので、あしからず。


 何しろ、「平和の為に暗殺」する組織なので。
 名君郷田に仕えて悪を懲らす、天誅の東忍軍的な感じでしょうか…
 あるいは、戦争に武力介入するどこかのチートガンダム持ちの組織とか…


アルタイル君『俺がアサシンだ!』(堂々と)


 タイトルの日本語訳は「暗殺者の信条」とのこと。
 PS3とXBOX360にて、声吹き替え、文章日本語差し替えの完全日本語版が出ているので、既に、洋ゲーという感覚無しに遊べる一本。
 感覚的には洋ゲー版「天誅」。
 ただし、「天誅」は影から影へ葬り去る「忍殺」がテーマになっていますが、本作の場合、公衆の面前でとどめを刺しそこから捕まらずに逃げ去る…「暗殺」がテーマなのが異なります。
 要するに「捕まらなければ良い」そういう事になります。
 ただし、天誅はあらかじめ指定されたターゲットの所に発見されずに接近し、倒すまでがメインですが、アサシンはもっと面倒な事をしなければなりません。


1)暗殺対象の居場所、近づき方、逃走経路等を調べる、事前調査。
2)実際の暗殺対象への接近。
3)暗殺対象の暗殺実行。
4)安全地帯への逃走。
5)上司への暗殺完了報告。


 実に面倒。
 基本天誅だと、2、3とおいしいとこしかやってませんね。
 まぁ…実は1の部分、本当は暗殺実行する位階にいるアサシンの仕事じゃないんですが…


 何故?
 実はですね…


「フフフ、オレについてこればお前もアサシンとして多くのものが学べる筈だ」
「オレはマスターアサシン、アサシン師範代だ!」
「うるさいッ!オレにッ!命令するなッ!…オレの方がお前より偉いんだぞ!」


 そんな、中学二年生的なナルシズム全開で自信過剰なアルタイル君は、ゲーム冒頭の任務にて「目的物の奪取に失敗、あまつさえ仇敵に奪われる」、「仲間を見捨てて逃げ出す」という巨大な失態を犯します。
 しかもその原因が…


・護衛の取り巻き付の敵に敢えて存在を知らせてから一人で襲いかかる。

・軽くあしらわれた挙げ句、命を取らない代わりに上司に伝言を持ち帰れと放り出される。


 そんな体たらく。
 当然、帰ってから導師のアル・ムアリムにこっぴどく叱られます。
 ついでに、全ての地位と装備を剥奪、壱からアサシン修行のやり直し…


 しかし…そんな絵に描いた様なドキュン主人公のアルタイルですが、組織への忠誠を再確認する為に課せられる任務を行う内に、自らの手にかけた者どもの死しても曲がらぬ信念や狂信に触れ、又、アル・ムアリムに課される任務に対しても真の意味を考えていく事になり、だんだんと変わってゆきます。
 最初は自信過剰の駄目アサシンだったアルタイルが、だんだんと本来の実力にふさわしい落ち着きを備えた本物のマスターアサシンとなってゆく意外といい話だったりします。


 と、まぁ…一応ゲームのアサシンの部分はそんな感じなのですが…
 実はこのゲーム、ジャンルとしてはSFです。


 中東でアサシンをやる部分では前述のアルタイルくんが主人公ですが、真の主人公はアルタイルの子孫であるデズモンド君。
 現代で訳の分からない連中に捕らえられた彼は、謎の研究所で遺伝子が持つ記憶をえぐり出す機械にかけられ、アルタイルの記憶を追体験させられているのです。


 何故現代では(自称)バーテンをやっていた平凡な男、デズモンド君がそんな目に?
 アルタイルの記憶を探る事にどんな意味があるのか?
 現代と過去を行き来するSFサスペンス!…初っぱなから超展開です。
 というか、その超展開ぷりについて行けなかったプレイヤーも結構居たとか…


【ゲームの仕様とか】


 そうそう動く場所の無い現代では博士と助手のおねいさんと会話したり、その辺を探り回ったりする程度で、メインは機械に寝てからの事になります。


 過去ではスーパーアサシンのアルタイルの身体能力を駆使して、作り込まれた中東の町並みを普通に民衆に紛れて静かに歩いたり、屋根の上をフリーランモードで風の様に飛び回ったり、好き放題に探索を楽しむ事が出来ます。
 特徴的なシステムをいくつか…


・ソーシャル・ステルス
 民衆に紛れて隠れる事が出来ます。
 走ったり、壁を上ったりすればアサシンである事が発覚してしまいますが、静かに優しく人を押しのけて歩いたり、祈る振りをすれば注意を惹かずに済み警備兵をやり過ごす事が出来ます。
 ベンチに座ったり、聖職者の中に紛れ込むのも手です。
 干し藁に隠れるのも効果的。


・フリーラン
 アナログスティックとジャンプボタンだけで、壁をよじ登ったり、杭から杭へ跳び映ったり、軽業を駆使した華麗なアクションを行う事が出来ます。
 慣れないと飛び降り自殺になりますが、慣れれば人々の頭上を疾走可能。
 気持ちいいです。


・人助け
 町中には軍に虐げられている人々が居ます。
 彼らを助ければ、彼らはアルタイルを色々と助けてくれます。
 聖職者ならその中に紛れ込ませて貰えるし、女性を助ければ自警団が結成され、追っ手を遮る盾となってくれます。


・ビューポイント
 高い建造物には鳥の止まり木が着き出しており、そこによじ登る事が出来れば周囲を一望出来、周辺のMAPに詳細情報が表示されます。
 ビューポイントを全て征服したくなるコンプリート欲をそそられますが、それ以上に、イベントポイントも表示されるので超重要。


 実際にどんなゲームか画面を見てみたい…?
 ニコニコ動画のときちくさんの字幕プレイが私のオススメ。
 私はこの動画でアサクリを買いマシタ。

「リスト」
http://www.nicovideo.jp/mylist/7212670


「時々鬼畜な - ASSASSIN'S CREED アサシンクリード - Part1」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3716935


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