改めまして、Fallout3のまとめ


 今までFallout3に関してはいくつも文章を書いて参りましたが…GameOfTheYear Editionも発売されたと言う事で、ここで改めまして、Fallout3についてのまとめでも。


>FPSとTPSの要素を融合させた、Bethesda Softworks開発の箱庭系世紀末アクションRPGの傑作。


 核戦争後、数百年が経過したワシントンD.C.…今ではWastlandと呼ばれるそこで、安全なシェルターの中、何不自由なく生活していた主人公は、突如失踪した父を追い、否応無しにシェルターを追われる事となるのであった。
 いまだ放射能冷めやらぬ非常の大地で、彼/彼女は何を成すのだろうか…?それはプレイヤー次第である。


 元々この『Fallout』シリーズは、1997年9月にInterplay社が出したクォータービュー、ターン制の初代作が大本です。
 3は権利を取得したBethesda Softworksが、OBLIVIONと似たシステムの上に元々の世界観を忠実に再現した、全く新規のゲームとなっています。


 アメリカの古き良きオールディーズが流れる1950年代、その頃に夢想された夢の未来がそのまま実現した様な社会…それが核で焼かれたのが今のWastlandです。
 レトロフューチャーな世紀末は一種独特。
 荒廃した街をさすらい、ダンジョンと化した地下鉄を探索する…廃墟マニアにはたまらない逸品です。
 登場人物もユニークな連中ばかりで、呆気にとられたり、苦笑させられたり、MAPにばらまかれたクエストに関係ない遊び要素も豊富…相変わらずクエストをうっちゃっておいて、ひたすら徘徊したくなる出来は変わりません。




 見た目のシステムは、OBLIVIONと同じくFPSとTPSが任意で切り替え可能なアクションRPGですが、近代以降なので、戦闘は銃器寄りで、敵を視界に入れて特定のキーを押す事で発動させられるV.A.T.S.と呼ばれる、特殊な攻撃支援モードが特殊。
 V.A.T.S.を発動させると、時間が止まり、敵の各部位に命中率の%が表示されます、そこを指定する事でAP(アクションポイント)のつづく限り自動攻撃が行われます。
 基本、普通に撃つより強力な攻撃となります。
 又、ダメージを与えた箇所によって、武器を落としたり、足を引きずったりと特殊な効果が発生…ちなみに武器を攻撃して破壊する事も可能。
 銃なら普通に壊れますが、手榴弾だと…
 LVUPも、OBLIVIONだと使用したスキルが依存する能力値が上昇するシステムでしたが、Fallout3では、LVUP毎に獲得されるポイント(知力依存)を任意のスキルに割り振る事ができ、1LV毎に1つ、特殊技能の様なPeakという特殊能力を獲得できます。
 能力値はキャラメイク時に決定し、Peakの取得で伸ばすか、後天的に獲得するアイテムで底上げしない限り変化はしません。


・「Fallout3」

Fallout 3 (輸入版  北米)

Fallout 3 (輸入版 北米)

→ゲーム本体

・「Fallout3 Operation uncalege&ThePitt」

→下記のDLCから、2本のDLCが同梱されたパッケージ。
 販売はPC版のみ。

・「Fallout3 BrokenSteel&PointLookout」

Fallout 3 Broken Steel and Point Lookout (輸入版 北米)

Fallout 3 Broken Steel and Point Lookout (輸入版 北米)

→下記のDLCから、2本のDLCが同梱されたパッケージ。
 販売はPC版のみ。

・「Fallout3 拡張パッケージ」

→下記のDLC全てがセットになった追加パッケージ。
 PS3XBOX360でのみ販売。

・「Fallout3 GameOfTheYear Edition」

Fallout 3: Game of The Year Edition (輸入版)

Fallout 3: Game of The Year Edition (輸入版)

→海外でクリエイターがその年のベストゲームを選考する会である、GameOfTheYear、OBLIVIONに続き見事にFallout3が同賞を受賞した為、発売された、本体と下記のDLC全てが同梱されたお得なパッケージ。
 これから始めてやるなら、これを買えば問題ありません。


<以下DLC、どれも1つ¥800程度>


・「Fallout3 Operation ancalege(DLC)」
→B.O.S.アウトキャストからの無線を傍受した主人公は、成り行きで廃墟のシミュレータで中国軍のアラスカ侵攻阻止作戦を追体験する事に…

・「Fallout3 ThePitt(DLC)」
→助けを求める無線を傍受した主人公は、レイダーに支配された街、ピッツバーグに赴き、レイダーと奴隷との闘争に巻き込まれる事になります。
 別エリアとして、ピッツバーグのMAPが追加されます。
 それに伴い、レイダーの防具の種類が増えます、ただし、新防具はPittの中のレイダーしか着てません。

・「Fallout3 BrokenSteel(DLC)」
→メインクエストをクリアし、冒険を終えた筈の主人公…しかし、まだエンクレイブとの闘いは終わっては居なかった。
 導入すると、メインクエストクリア後にそのままゲームが続く様になり、エンクレイブとブラザーフッドオブスティールとの更なる闘いに参加するクエストが追加されます。
 又、強力な敵と強力な武器も追加されます。
 

・「Fallout3 PointLookout(DLC)」
→霧深い湿地帯の町、PointLookoutとWastelandを行き来する船と船着き場が追加され、汚いボロ船でMAPが移動出来る様になります。
 PointLookoutはこれまでのDLCで追加されたエリアの中でも最大(少なくともWastlandの1/4はある様な気が…)で新たなクエストと、敵、武器、防具が追加された、新天地となっています。
 追加される武器は、レバーアクションライフル、ダブルバレルショットガン等、レトロな雰囲気のものとなっています。
 都市部とは又違った、荒廃した田舎の光景が新鮮で…そして不気味です。

・「Fallout3 MotherShipOfZeta(DLC)」
→Wastlandに落ちた奇妙な船を調べてみようと近寄った主人公の身体が宙にふわりと浮かび上がり…気が付いたら奇妙な構造物の中、頭がでかい小人に囲まれていた…
 謎の宇宙船の中で主人公のサバイバルが始まった。
 宇宙人に誘拐されます…やった事無いので、細かい事を知らなかったり、申し訳ない。



>プラットフォーム毎の特徴


PS3版】
 
・「Fallout3」本体。
 吹き替えでローカライズされています。
 声優さんの好演も手伝い、日本のゲームを遊ぶのと全く変わらない手間で遊べ、気兼ねなくWastlandを楽しむ事が可能。
 ただし、家庭用ゲームの制限上、人間と知性保持タイプのグールの身体欠損処理及び、核爆弾を扱うクエストの分岐が一部削除されています。
 当然、買ってすぐ、そのまま何も気にせず遊べます。
 長らくDLCが配信されませんでしたが、12月に、「GOTYエディション」、「theBest版」、「拡張パックセット」が発売される予定です。


XBOX360版】
 吹き替えでローカライズされています。
 声優さんの好演も手伝い、日本のゲームを遊ぶのと全く変わらない手間で遊べ、気兼ねなくWastlandを楽しむ事が可能。
 ただし、家庭用ゲームの制限上、人間と知性保持タイプのグールの身体欠損処理及び、核爆弾を扱うクエストの分岐が一部削除されています。
 当然、買ってすぐ、そのまま何も気にせず遊べます。
 各種DLCが配信されている他、11月に、「GOTYエディション」、「theBest版」、「拡張パックセット」が発売される予定です。


【PC版】
 「Fallout3」本体、「Fallout3 Operation uncalege&ThePitt」、「Fallout3 BrokenSteel&PointLookout」が発売され、「MotherShipOfZeta(DLC)」はマイクロソフトのネット配信のみの状態。
 上記は全て、英語版のみとなります。
 しかし、有志による翻訳が(ある程度)完了しており、日本語化MODを組み込む事により、それなりに日本語字幕が表示される様になります。
 MODをイロイロ入れて、全然別のゲームにしたり、美人、イケメンを作ったり、ごにょごにょやりたい人はPC版一択です。。
 やはり有志が趣味で作成した追加モジュール(MOD)を導入するには、ある程度PCの知識が必要ですが、ある程度の根気を出せば、こちらでも丁寧なwikiや便利なツールが揃っているので割と何とかなります。
 正直、MOD導入だけならツールが便利になった分、OBLIVIONより敷居は低そうな気がします。


Fallout 3 Wiki JP』
http://wiki.fallout3.z49.org/


『Fallout3 公式ページ』
http://bethsoft.com/jpn/fallout3/index.html