そうだ、外でプレイしよう

[*trpg]お年始プレイ


 ホームページにて妖魔夜行百鬼夜翔のセッションの際作成したキャラクター達の小説をちまちま書いたりしているのですが…当然零細ジャンルなので、超自己満足の世界です。
 しかしながら、たまーに、読んで下さる方がいてらして、更に、ほんの時たま、感想などいただける場合がございます。


 先年末にも、そういった奇特な方がおられまして…驚くべき事に、その方のサークルのセッションにお招き頂いたりと、驚愕の事態になったり。


 普段全く身内以外でセッションをしないので、ちょっと迷ったのですが、折角お誘いいただいたので年始に参加させて頂きました。
 身内以外のプレイスタイルを見るのも見聞が広まる事ですし。




 新しくキャラを作って参加させて頂こうかと思いましたが…


『折角なので、そちらのキャラ持ち込みで構いませんよ〜』


との寛大なお言葉を頂きましたので…少し無難な所で、うちの小説にも出てるNPCの死神、玉刈千友梨(たまかり ちゆり)さんをチョイス。


 …いや、実は視肉酒倉八誌緒(さかくら やしお)さんとか、面白い方向のキャラも狙ったんですが。
 CPを600に納めるのが難しかったのと、そもそも、完全破壊されるまで再生し続ける事と、人を治せるのと…えーと、後、


『血しぶき噴き出しながら、喰われる』


事位しか特徴が無いので、残念ながらチェーンジ!


 元々、500CPで作られてた千友梨さんを600にグレードアップして、お誘い頂いた方に送付。
 サークルの代表に方から別口で頂いたメールでは、チェックが厳しいですよ〜との事のなのでちと緊張しましたが、特に問題なしとの事で一安心。


 影になる事で平面化してどこにでも忍び込め、ちまちま意志力を削って、黄泉の国へ対象を送還してしまうというおまけ付きの探索キャラです。
 ついでに、予感で他者の死に関する事だけ直感する事が可能。


 知り合いの絵描きさんによそ行きにイラストまで新調して頂き、準備万端。


『コレなら、イケルぜ!』


 意気揚々と、会場にお出かけ…する以前に、招待頂いた方がインフルエンザで倒れられたという衝撃の展開。
 急遽、元々はPLで参加される予定だった方が代理でGMされるという事に。


 会場で、自己紹介いただきましたキャラクターは…


・ヴァルキリー(女子高生、人としてスウェーデンの王族の人、国賓さんです、1T六回攻撃…早い、無茶苦茶速いです。)
・ドリルヒーロー(オリジナルヒーロー妖怪…攻撃力300D、正義に熱狂し、悪に対して狭量)
・二次元少女(見た目、ピ○セルまりたん、ピ○キーストリート?)
・ヤタガラス(自称探偵…拾って貰ったお水のお姉さんのヒモとして暮らす、苦労人さん?)


 流石妖怪、個性が炸裂されてます。
 っていうか、千友梨さん、負けてます…存在がかき消えそうです。


 いや…そう言うキャラなんですが、一応。
 影が薄い…っていうか、影になる千友梨さん。


『なんか、ラノベのヒロインっぽいね〜』
千友梨『なんですとΣ』
 うーん、特に意識してナカッタなぁ…成る程、そういう見方も、そういえば、新調して貰ったイラストもラノベっぽい塗りにしてみたとか言われたっけ。


 実プレイ中、千友梨さんは見聞を広める為に先方のネットワークに出向中という、リアルに重なる感じのお話だったのですが…
 妖魔夜行なので、妖怪に絡んだ事件が発生するのですが…とりあえず調査の為、警察署に忍び込むという事になり、ここぞとばかりに、


千友梨『はいはい、そう言うの得意です!』(実際は“内気”、“はかなげ”なんて特徴とってるので、小声)


アッピール。


ヒーローの人『なに、不法侵入…貴様、悪だな?』


千友梨『ぎゃー、粉々にサレルーΣ


 300Dなんぞで攻撃されたら、流石に塵も残りません。
 すかさずヤタガラスの人の後ろに隠れる千友梨さん。
 マジびびりです。


 肝を冷やしたりする事もありながら、適当に探索は進み…途中探索の足に普通にホームバー付きのリムジンが使用されたりするのにのけぞったりします。
 貧乏な輩が多くて、免許持ちすら少ない身内のネットワークとは大違いデス。
 いや…メンバーに未成年が多いのもありますが、身内。


 結局最後に事件を起こしている首魁は日の出クルーズの豪華客船に現れる…?という調査結果*1となり、ドレスアップして各自乗り込みます。


千友梨『えーと、喪服でも上等なの着てれば中に入れますか?』


 貧乏人は服も“衣装”の妖力で出す代物になりますが…千友梨さんには晴れ着のレパートリーなんかありません。
 つぶしの効かない死神なので。


ヤタガラスの人『お嬢様(ヴァルキリーの人)んとこに居候してるんだろ、じゃ、着せ替え人形だな』
一同『成る程』


 ちなみに、千友梨さんには“障気”という特徴を持っています…独特のでろでろとしたナニかを放っている為、反応修正に−2がつくという特徴なのです。
 千友梨さんの場合、彼女が場にいると空が翳った感覚に襲われる、彼女が居るだけで宴会がお葬式にという、くらぁ〜い雰囲気なのですが…


千友梨『えーと、着せ替えの末、結局、黒以外は無理って事で落ち着くのでは…ま、カクテルドレスだから、黒もあるかな〜とか』


 コーディネイターを絶望の淵に突き落とす妖怪、千友梨。


 そして豪華客船。


 GMさん曰く、杉本彩似の美女が元凶の妖怪だったのですが…誘惑に敢えて乗ってみせるヤタガラスの人のナイスプレイで人気のない場所へおびき出す事へ成功、最後の戦いが始まります。


 しかし…虫の集合体だった敵の妖怪が全然倒せません…六回攻撃も、300Dもぷちぷち周辺の虫を殺していくだけの様で…どうも、範囲攻撃が無いのが痛い様子。


 とは言っても、攻撃力など無い千友梨さん。
 隅っこの方で、人が入ってこない様に見張ってます。
 …誰も人払い使えない事だし(大問題)


 ま、それに、こぼれ弾貰ったら、即死しちゃうしネ!


 結局、勝負を決めたのは、ヤタガラスの人の“都合のよい偶然”で出現したキン○ョールとライター


『汚物は消毒だぁ〜』


 それまで数千点のダメージに耐えていたかの様であった虫達がぽろぽろとなすすべもなく焼けていきます。


 アレ…殺虫すぷれー…アレ?


 ま、いっか、勝てたから♪


 恐るべき吸血妖怪を退け、PC達はまたもや世界を救う事に成功したのでした。
 主に横浜の辺り。


 セッションの後も、残り時間と宴会で色々なセッションこぼれ話を傾聴し、色々と面白い案件を伺う事が出来ました。
 うーん、世の中、色々なPL、GMがいらっしゃる様で。


 経験点の配布も、セッション会場とったり、他の人が使うキャラクターの作成依頼をこなしたり、GMをつとめたりしたら入るという、いわゆるFEAR式をとられているとの事。


 身内では攻撃手段は、妖術でせいぜい10Dまで、近接で8D、最高で近接攻撃3回程度、CPは600で作って、育てても800…下手するとCP持ってても使わないとか、新しいキャラ作って、元のキャラはNPC化したりとかそんな感じなので、サークル変わると遊び方変わるというのが顕著で面白いです。


 勉強させて頂きました。

*1:設定は年末だったのです