真神の大神


 友人のトミー氏が前から、


トミー氏『ナイトウィザード2ndで、PC1やりてーなぁ*1


等と申して居たのデスが、メジャー路線は基本的に避ける本能のワタシには、現在、FEARゲーは鬼門。


 まぁ…とはいっても、TRPGは独りでは出来ない遊び。
 敬遠球だけでは、球場大暴動、或いは閑古鳥。


 ニーズにあわせる事は大切デス。


 それに、この間ブックオフで100円で買ってきた、キチク秀行先生の小説「雪洞鬼」を読んだらシナリオのネタももりもり湧いてきた事ですしね。


 さっそくわざわざイエローサブマリンまで出向いて、基本ルールブックを購入。
 先週は月曜から週末まで、ルールブックの確認とシナリオの作成で終わったり。


 そうそう、今回は普段GMしてくれてるトミー氏を接待する振りして、暴走を楽しむ…否!


 日ごろの感謝を込めて、PC1を楽しんでやって貰わなくてはなりません。


 とりあえず、PC1と絡ませる予定のヒロインについて、トミー氏に聴取。
 以下の内容のメールを送ります。


『えーと、今回のシナリオのヒロインだけど、上と下どっちがいい?…あ〜、あと、ついてるのと、ついてないのどっちがイイカナ?』


 どうやら、年上のお姉さんキャラがイイみたいです。
 高校生のPCにするみたいなので、お姉さんというと…えーと20以降か…あ、そうそう、これも聞いておかなくちゃ。


『そうそう、アンゼロットの手下になるか、“ぼくのすきなもえまおう”の配下になるか、好きな方を選んでチョ〜』


 迷わず、もえまおうをチョイスしてくるトミー氏。
 まぁ、知り合いでアンゼロットの配下になりたがる人間はいないので当然といえば当然か…*2


 上役は“詐術長官”カミーユ=カイムンとの事…って、基本ルールに載って無いからどんなキャラか分からないな…なんか、ネットで検索かけても絵が出てこないし。
 トミー氏に聞いてみると、どうやら、貴族っぽいキャラらしい…えげれすの女性貴族を想像するワタクシ…*3


 そういえばFEARゲーは、それぞれのキャラ毎に、事前の個別導入…ハンドアウトを作って、ついでに、予告文の、アクトトレイラーとかを用意しないといけないんだったっけ。
 軽く用意しておかないと…


 なんか、ハンドアウト書くのに1日位かかったんですが…ムズカシイなぁ。


 シナリオを当日まで書き続けるのもいつもの事だったり。*4


 トミー氏のちょうかっこいいPC1を拝見。

名前:「龍王院翔(りゅうおういん かける)」
・《刃の供物》と《生命の刃》で戦う前から命を削る。
・《金剛剣》と《護法剣》で防御にも幾分か考慮。
・輝明学園改造制服、マジカルリボン、ブレストプレート、肩当ての各種防具に防御魔装も追加して防御力をアップ。
・《伝家の宝刀》で銘刀を購入し、攻撃力もUP。


ワタクシ『なるほどな〜』


 …って、新米GMの事、良く竜王院君のスペックが分かってません。


・出自表は「あやしい家系」、生活表は「病に倒れる」でコネクションにカミーユ:恩人を取得、コネクション表はパールクール:仇敵に。


 パール=クールって、基本ルルブに載ってたツインテールの巫女ですね。
 ま、イマイチ良く分かりませんが、よし。


『パールちゃんさまの気まぐれで両親ごとジェノサイドされそうになったところをカミーユに何らかの策謀の一環として救われ、以降イロイロさせられているらしい…銘刀はカミーユに授けられたもので、《魔器の知恵》の効果でそれを通じてカミーユがやれやれといった調子で忠告をしてくれる』


 溢れる若さでスカウターが吹き飛びそうな勢いです。
 流石「邪気眼からほんの少しだけ厨房力を注入してみた」というだけあります。


カミーユからは、カケル君と呼ばれていて、指図されるといちいち舌打ちして「黙れ」「指図するな」「好きにさせろ」とツンとかデレとか出来る子だぜ!』


 もう止めて、GMのHPはもう0よ!


 ヒャッハァ、FEARゲーはこうでなくちゃネ!
 お上品にかしこまってたら、いいとこ無しで終わっちゃうヨ〜


 エンジョイ&エキサイティング!


トミー氏『ちなみにふたつ名は“閃光の碧きフラミンゴ”だ』


 激しく台無しだッ!


 とりあえず、セッション開始。


 冒頭で、魔王カミーユが礼装軍服のヅカ系ボクっ子っぽい感じなのを聞かされて、急いで演出を微調整。


 まぁ、着てるものをTPOにあわせてビジネススーツで出てくるという冒頭だった*5んで、大筋は変わらなかった訳ですが。


 まぁ、シナリオの内容については…まぁ、次に別の知り合いとやる時に使えるかも知れないので、あまり突っ込んだ内容は書きませんが…


 2ndになってから、ウィザード、エミュレイター両方を無差別に襲う、冥魔っていう変なのが出てきて、それと戦う時には両方とも仕方無しに手を組むという設定が追加されているので、早速それを使って、冥魔を封印されていて、その封印をウィザード、エミュレイター双方が監視員を出し合って監視している村という設定を…というか、キチク先生の闇ガードの設定がまんま使えるw
 封印がほにゃららで、その為にヒロインがあへあへうひは〜、なんていうのはお約束の設定ですが、折角なので、PC1にヒロインを護衛して村まで行ってもらいます。


 村で起こっている状況を調査する部分が結構メインだったので、途中GMがシーン変更を忘れまくる程、処理が重くなってしまいましたが…まぁ、なんとか、皆さんの適切な推理と行動のおかげで世界がまたも救われたらしいです。


 ついでにいえば、ヒロインも、勿論トミー氏のカケル君のクサ…アツイ台詞に救われてハッピーEND!


 しかし…ボス戦はGMのルール把握が甘すぎて、PC達にダメージを与えられないままボス戦終了という体たらくでした。


 次回やる時にはもっと戦力を増強しよう…


 しかし、毎回言ってる様な気もしますが、参加したプレイヤーの皆さん。
 超長時間のセッションにお付き合い頂きありがとう御座いました。


 …ん、アレ…他のPCの事説明してナイカナ?

*1:トミー氏は、FEARのシステムに造詣が深いので、GMをやる事の方が多い…というか、NW2ndに関してはまだプレイヤーした事は全く無し

*2:ついでに言えば、ワタシも嫌デス…そんな細かく知ってる訳じゃないですけどね

*3:後にサプリの絵を見せてもらったら、貴族は貴族でも、タカラヅカっぽい方でした^^;

*4:個人的に、決まった展開ありきで作らずに、背景状況を設定して、PCのプレイに対応して想定外の部分も設定情報から起こりうる状況を導き出してアドリブで埋めるタイプの、箱庭型っぽい事をするので妙に情報量が多くなったりして苦労したり…

*5:シーンはファミレスの店内