そういえば、薦めてたっけ…


 こんな場末のblogに唯一トラックバックをしてくれている友人のtommy_earth氏のblogのてかなり前に貸したままになっていた小説「六番目の小夜子」の感想が書かれている様なので、今日は久々にMoE以外の話題を…

六番目の小夜子 (新潮文庫)

六番目の小夜子 (新潮文庫)

 「六番目の小夜子」は、今日日はやっている「ライトノベル」に比べるとちょっと古臭くなるジャンル「ジュブナイル」に属する(と個人的に思っている)学園もの小説です。
 「転校生」もののSFといえば、日本のジュブナイルSF小説の大御所「眉村卓」さんが著され、NHKでドラマ化もされた「ねらわれた学園」が大変有名だったのですが…もう、忘れられかけてるかも知れないなぁ^^;*1




 とある田舎の高校、そこでは「サヨコ」と呼ばれる儀式と存在が古めかしい鍵と一通の手紙によって継承されていた。
 「サヨコ」の存在は生徒だけの秘密であり、しかも、一握りの生徒以外にとってはたまに囁かれる不確かな噂話…都市伝説程度の存在でしかない…
 何代にも渡り、粛々と繋がれて来た儀式は「沙世子」という生徒が転校してきた事により例年とは異なる兆しを生じ始めていた…


 過度にネタばれしない程度に書くとそんな感じなんですが…別にホラー小説じゃありません^^;
 あくまでも「不思議なはなし」程度で終わる展開なので、激しい展開をお望みの方には物足りないかも…


 って…まんま、tommy_earth氏はそんな感じらしいデスねw


 まぁ…色んな意味でカッコイイヒーロー、ヒロインが活躍する「ライトノベル」に比べれると、転校生の「沙世子」以外に3人程居るメインキャラクターは「地味で普通の高校生」に見えてしまうので仕方ないかも。
 まぁ、立ち止まって考えるとやっぱり主役を張るだけはある人材なんですがw


 最近、カッコイイ台詞を言われたりすると妙に違和感を禁じえないダメ人間な私としてはは、彼等位地味な言動の方が安心して読めたりしちゃうんけどね。
 いや、清清しいほどに前向きな台詞とかは結構好きですよ、今でもw
 知人が誰も見てない「ビューティフルジョー」の馬鹿馬鹿しい程に挫けない「ジョー」はかなり好きだし。

VIEWTIFUL JOE Vol.1 [DVD]

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 まぁそれは兎も角、薦めた本がtommy_earth氏には一定の評価はあったみたいでちょっとだけ安心デス。
 人の感覚フィルターを通した評価を見るのは面白い。


 前に紹介した「エヴァーグレイス」も割とお気に入りだったみたいだし。

エヴァーグレイス

エヴァーグレイス

 今度は、何を薦めるか…慎重かつ大胆に「ファー様」の作戦立案法でも参考にしつつ考えよっと♪
神聖モテモテ王国 1 (少年サンデーコミックス)

神聖モテモテ王国 1 (少年サンデーコミックス)

*1:ちなみに「六番目の小夜子」もNHKでドラマ化されてます…見た事無いけど…