『F.E.A.R. -First Encounter Assault Recon-』




FEAR: Platinum Collection (輸入版)

FEAR: Platinum Collection (輸入版)






 今日も洋ゲーレビュープールから更新。
 しかし…こうしてみると、自分で思ったよりも洋ゲーやってるのか。


・MonolithProductionsが制作した、シューティングFPSに、和風のチラリズムホラーテイストを加味したゲーム。
 発売は2005年。
 アメリカ政府の少数精鋭の特殊部隊「F.E.A.R.(First Encounter Assault Recon)」に一週間前に配属された新人ポイントマンの主人公(名前無し、誰も呼ばないし主人公は全く喋らない)の初仕事を体験するゲームとなります。
 その仕事とは…政府がアーマカム・テクノロジ・コーポーレーション、通称「ATC」に極秘裏に発注し開発していたレプリカ兵部隊を率いるテレパシスト「パクストン・フェッテル」。
 レプリカ兵部隊を率いて研究所の職員を皆殺しにした挙句、『その死体を食べた』彼を排除する任務でした。


 ちょっとした軍隊規模の戦力(兵士1000人)を有するとはいえ、統率者さえ排除してしまえばクローン兵は無力化してしまえる。


「チョロイ仕事DAZE☆」
「新人には丁度イイ仕事だな」


 そう言われ、応援の海兵隊と共に現場に降り立ったポイントマン、しかし…炎の中を歩んでくる赤い服の少女、そして骨になってる海兵隊員。
 襲い来るクローン兵、そして、何故かクローン兵だけではなくポイントマンまで襲ってくるATC社の警備員。
 異常事態の中、フェッテルを追い続けるポイントマンが知る事件の真相とは?
 所々で現れる亡霊の様な少女の正体は?




 システムとしては「スローモー」と言われる、ゲージを消費して時間の流れを遅くする能力を駆使して戦うFPSとなります。
 今日日のFPSシューターでは割とお馴染みのやつですね。
 スローモー発動中は、音速の壁を破りながら飛来する銃弾の軌跡が、まるで映画MATRIXの様に見て取れる様になります。
 又、敵の思考ルーチンが良くできていて、遮蔽を取ればグレネード、そしてMAPが繋がっていれば背後から回り込み、撃ちまくった後に隠れて現場を離れれば、隠れる前の場所を捜索しに来る等中々のもの。
 しかも戦闘中、戦況に応じて彼等やたらと喋りまくり。


「くそっ、止められないッ」
「どうすればッ」
「応援を!」
「探索中」


 敵状が丸わかりになる、実に親切なシステム。


 でも、気が付くと結構回り込まれてるんですよね…


 又、銃撃戦FPSとしては珍しく格闘動作が豊富かつ強力で、キー操作の組み合わせにより、ナイフ、銃器による殴打、パンチ、回転蹴り、浴びせ蹴り、スライディング等々を繰り出せ、しかも威力がかなり強い為、狭い通路では下手すると殴った方が強かったりします。
 まるでサイコガン撃つより殴った方が強いコブラみたいな男です、ポイントマン。
 当時としてはかなりハイスペックでないとマトモに動作しないと言われていた本作ですが、今となっては適当なマシンでも軽々と動作すると思います。
 その分、時代を感じさせられるポリゴンですが…PS2の初期位かな。
 オマケに、本編に関しては英語版で購入しても、フリーでダウンロード出来るFEARのオンライン対戦クライアントのデータで簡単に日本語化できます。
 声優さんによる完全吹き替え。


 続編として、一時期権利が別会社に移っていた時に、FEAR本編のエンディング直後から始まる追加シナリオ「Extraction Point」と、本編と同じ時間軸で事件をポイントマンとは別のFEAR隊員として違う角度から体験する「erseus Mandate」が出ています。
 これらと本編のパックも出ているんですが…現在は入手困難の様です。
 最近になって権利を買い戻したMonolithProductionsによる正式な続編「FEAR2」が発売されましたが、そこでは、上記の番外編2つは無かった事になっている為、本体だけ買えば良い様な気もします。
 ちなみに日本語版はその昔livedoor社が出してましたが、ああいう事になった為そっち版は入手がアレなので、日本語版を最初から買う時はその後を引き継いだイー・フロンティア版を探した方が良いでしょう。
 今は中途半端に古いからかえって入手が難しくなってきているかも…
 一応本国では、PS3版とXBOX版も出たらしいんですけどね…初代。


 2はやってないんですが…サイコばチラリズムホラーというより、グロさキモさ増量のアクションホラーになってるとか。
 その内やってみようかとは思います…


『40代のおっさんが頑張るF.E.A.R.☆01』
http://www.nicovideo.jp/watch/sm4032902


D