愛国者のチャカ
いつものごとく平日に通販を受け取れませんかったので、2日遅れでメタルギア4をようやく手に入れました。
メタルギア ソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット(通常版) - PS3
- 出版社/メーカー: コナミデジタルエンタテインメント
- 発売日: 2008/06/12
- メディア: Video Game
- 購入: 7人 クリック: 119回
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土日一杯、25時間程度かけてクリアー。
倒れるまでやって、目が覚めたら又コントローラを握る強行軍。
…しかし、これまでに出た、外伝以外の作品で広げた大風呂敷を畳む為に非常に長いムービーが用意されています。
というか、ムービーの合間にゲームする感じです。
FFとか、ゼノサーガ辺りとタメはれます。
あまりに長い上、ネタの解説が延々続くので、ムービーをぼけっと眺めながらMODの入れすぎでテクスチャがクラッシュしたOBLIVIONの再インストールと洗濯が楽にできてしまいました^^;
一応、ムービーの中にL1キーを押して、主人公のスネークの主観視点で眺められる箇所があったり、右上に○ボタンマークが浮かんだ時に○ボタンを連射すると、その時の状況に関連した過去のフラッシュバックが垣間見えたりと、幾つか仕掛けがあり、特にフラッシュバックの方は地味に各フェイズの獲得得点に影響したりします。
しかし…下手をすると20分位続くムービーも結構あるので、その中でぽつぽつとそんなマークを出されても見逃す事多し。
まぁ、でも一番の問題は…
『無線がはっちゃけて無い』
これです。
今までもそうですが、3の無線のはっちゃけぶりが殊の外すごかったので、今回も少々期待しすぎましたが…オタコンと、カウンセラーのローズマリーだけとは…
i−PODで監督の面白ラジオ番組聴いてろって事なんでしょうねぇ…
演出についても、なんだか、シリアスと演出とコミカルな演出の割合が、今回はなんだか酷くうまくいってないというか…立ち止まって違和感を感じさせてしまう、妙な滑り方をしている気がします。
ポリスノーツや、スナッチャー等々の昔からの小島監督の作品のファンにとっては、ニヤリとする要素が満載であると、知り合いの人は評価しておりましたが、せいぜい、PSのメタルギアから入った口の私じゃ、不思議そうな顔をするか、気づかないかどっちかです。
という訳で、演出や話に関してはシリーズにまったく触ってない人には全くお勧めできません。
いや、当たり前といえば当たり前なんですが^^;
ちなみに、ムービー自体は非常に美しく、相変わらずかっこいいです。
音楽もいかしてます。
ゲーム自体は、舞台が紛争地域でばりばり戦闘している所なので、3以上に隠れる感覚は掴み辛い様な気はします。
ただ、貧弱な民兵は味方してあげると、戦闘中、主人公のスネークにアイテムをくれたりしてサポートしてくれる様になるので、それに関しては割と楽ができます。
武器弾薬に関しては、現地で拾える他、今回は武器商人から買える様になったので、肝心な所で弾切れ、なんていうはまり方はしない様になったのが○。
おかげで、麻酔弾切れは考えずにノーキルプレイができます。
発見数0のノーアラートは…考えたくないです。
正直、面倒。
なんか…文句ばっかり書いてる気がするなぁ…しかし、実際、面白いことは面白いんですよ。
ぶっ続けで25時間(倒れたら休憩)で遊べた位だし。
貧乏性の人間なんで、武器をあさりまくってポイントを貯めるのも夢中になりました。
それに、民兵に味方して「やった!」、「やるなぁ」、「流石だ!」なんて褒められると、もう、本来の目的も忘れ、ホイホイとPMCの傭兵凪ぎ倒すのに夢中になったり…
以下、ネタばれ感想。
BB部隊との戦闘は、3のボス戦もその傾向はありましたが…今回は、正直うっとおしかったです。
まぁ、最初から麻酔弾でノーキルを狙ったのが悪いっちゃ悪いんですが…今回、ボスの弱点に対するヒントの出し方がもったいぶりすぎてて、作業が余計にかったるくなります。
特にマンティスの戦闘は最悪です。
人形を打ち落とすまではアレですが、それを拾わなきゃならない事に30分以上気づきませんでしたよ…orz
「オタコン、それを早く言え!」
ま、その後のリキッドスネークとの最後のどつきあいも、いきなり格ゲーで、しかもリキッドのキャラ性能にスネーク負けてる…?な感じで、ここで一気に3回コンティニュー稼ぎました。
てか…最後の最後のムービーシーンでも攻撃ボタン押してないとやられてゲームオーバーって、何処のLDゲームデスカ?
それにしても、オタコンもよくよく女運が悪い男ですね…
正直、ナオミの目的の為には手段を選ばないコウモリっぷりが目に付きすぎて、細かい話が耳から耳に流れ出ちゃってました。
思いを伝えて…なんて、言われても、
『勝手にくたばれ、ク○ビ○チが!』
思わず深夜にTVに向かって中指を立てる大人気ないワタシ。
正直、最初から最後まで良いように手駒にされ、弄ばれたソリッド・スネーク、あと、オタコンが不憫でなりません。
ヴァンプといちゃつきながら出てきた時には、本気で殺意が湧きました。
ええ。
オタコンはオタコンで、ちょっとナオミに(自宅)機内でちょめちょめされたのもあってか、
「ナオミをリキッドから取り戻してくれ〜」
なんて泣き言かますし…
おいおい、あんたの可愛いエマ*1に死ぬ程の可愛がりぶちかましてくれた、ヴァンプを不死身の改造人間にしくさった挙句、どう見てもそいつとデキてる様に見える女の事で、ぬけぬけと頼みごとができるもんだなぁ。
義兄のあまりの免疫の無さに、草葉の陰でエマもドン引きしてるに違いありません。
腹痛ジョニー君の演出も、最初に本気で漏らしちゃったりしてるのは、結構受けたんですが。
最後の最後辺りで、(複線はわかりやすくありましたけども)突然メリルに告った挙句、二人でいちゃつきながら面白ガンアクションかますのには、なんかちと脱力。
いい加減、プレイヤーの方が疲れてたのもあるとは思いますけどね。
今回は、スネークと雷電に余りにも悲壮感がありすぎるので、ギャグをやると結構片っ端から浮いちゃうんですよね。
まぁ、ムービー中でショックな事を言われたスネークの気力ゲージがぐいんと減ったりするのはかなり好きな描写ですが。
天才ロシア幼女サニー(声:井上喜久子)にタバコを取り上げられて気力DAWN、オタコンにボケ老人呼ばわりされて気力DAWN、ナオミに余命を告知されて気力DAWN…下がりまくりです。