そろそろ人が集まって参りました・・・


 昨日はまだ人が少なかったのですが、今日は休みに突入した友人達が三々五々増えて行き、合計10人程の大所帯に・・・しかし、平年に比べればまだ人数の少ない方です。
 多い時には15人以上は来た筈だし。
 人が集まれば、「TRPG」の「セッション」がやりたくなる訳ですが*1、いかんせん、少々人数が多い様です。
 どの「ルールシステム」を使うかにもよりますが、人間がゲームを管理する関係上、大体「TRPG」の「プレイヤー」の最適人数は「4〜6人」迄の間となります。
 10人も居れば、一度に2つの「セッション」を運営するのに十分な人数は居る訳ですが・・・まず、「セッション」の管理をする「GM(ゲームマスター)」の立候補者が1人しかおらず、2、3人の人間はノートPCでネトゲに耽っていて「セッション」には不参加・・・「帯に短し、襷に長し」とはこの事です。
 結局、2人が「プレイヤー」の参加を辞退し・・・ごたごたした後、最終的に「プレイヤー」7人で「アリアンロッドTRPG」*2の「セッション」開始〜


 「GM」の状況説明によると・・・


GM『君達*3の駐留している隣の村にある教会の責任者・・・司祭代理の若い女性がやってきた』
私『司祭代理・・・?』
GM『ちょっと前に、隣村の司祭は、実は“悪の手先”だった事が分かりまして、粛清されたのです』
私『なる程〜』
GM『司祭代理の話によると、隣村では森の樹から樹液を採って生計を立てている人達が居るのだが・・・最近、森に行ったきり帰って来ない人間が居るらしい』
PL達『その原因を探りにいけという訳ですね』
GM「その通り・・・報酬は、前金で1,000g、成功報酬が更に2,000gだよ」
PL達『OK・・・それじゃぁ、報酬の金額見て断りそうなリーダーは後頭部殴って気絶した所を猿轡して馬車に放り込んでおこう♪』*4


 噂の森に辿り着いたギルド*5「最後の十字架」の面々は森に踏み込んで早々、「トラ」を3体従えた、緑色の少女に出会います。
 と、ここで、馬車の中で緊縛されていたギルドリーダー(の中の人)がゲームに参戦、ぶつぶついう(ロールプレイ)をしつつ、戦闘に参加します。
 語尾に「〜デシ」とつける奇怪な少女に、ギルドの宿敵「ゴブリガン帝国」の尖兵と決め付けられて襲われた一行は躊躇わずに応戦、矢鱈と姿を消しては防御力の薄い後衛メンバーに奇襲をかけて来る「トラ」に幾分か苦戦しつつも、 「緑色で、デシと喋る奇怪な少女」が護衛無しに突っ立っているのを見て、集中砲火・・・どうも一行を分断する為の体を張った誘いだった様ですが、あまりの火力集中に「瞬殺」、思い切りGMの策は裏目に出、「トラ」もジリ貧に2頭が戦闘不能・・・残った一頭は自分のドロップ品を差し出し腹を見せて降伏、戦闘終了です。
 ナニか汁を撒き散らしながら逃げていく「緑色で、デシと喋る奇怪な少女」が途中口にしていた「おじいちゃんが・・・」という言葉の意味を多少気にしながらも見送り、一行は更なる奥地へ分け入ります。


PL『お、MP回復の泉だ〜』
PL『飲んじゃえ〜』
 水に手をつけた瞬間、背後でその光景を見ていたメンバーの頭上に落石が降り注ぎます・・・
PL達『何じゃこりゃ〜!』
 よけ損ねたキャラクターは落石により、まぁまぁ痛いダメージを・・・
 更に次の扉を調べに行った「シーフ」2人組は・・・
シーフ達『特にトラップは無いな』
 「プレスウォール」のトラップ発動!
シーフ達『ぷぎゅっ』


 と、まぁ、些細なトラブルを乗り超えた「最後の十字架」の前に、「トラ」と「黒尽くめの戦士」、「髪の毛が燃えている女」で構成された、更なるトラブルが・・・小一時間程の戦闘でこれを撃破。
 最初の戦闘にも小一時間以上かかって居る為、キャラクターは兎も角、中身のプレイヤーはそろそろへろへろです。
 しかし、うっかり気を抜くと眠ってしまう為、「セッション」は継続を決定。


 森の奥地に「狂える人面巨木」を発見した一行は、「スカウター」が吹き飛びそうな戦闘力の予感に、そそくさとドアを閉めて立ち去り、隣のスペースで、とうとう、「一つ目の巨人」、「ヒーホーと鳴く雪ダルマ×2」、「ヒホッ、と鳴く魔法使い帽子をかぶったカボチャ×2」といった構成の敵と遭遇します。
ゴブ帝国『森のエントを狂わせて、この森を我が“ゴブリガン帝国”の版図とする計画を邪魔する気だな!』
PL達『結果的にその通りだッ!』
 親切なけんか腰の解説に高らかに応えた一行は、即座にバトルに突入。
 突出してきた「一つ目の巨人」に私の「元暗殺拳士モンク」が接敵して超必殺スキル「ヴァイタルフォース+ペネトレイトブロウ+ヴォルテックスアタック(ダメージ14D6)」、を食らわしたのを皮切りに、次々と、一シナリオ中一回しか使えない超強力攻撃が炸裂し、「一つ目の巨人」を撃破・・・しかし、敵の反撃で、前衛が転倒させられたり、集中砲火を食った後衛が死に掛けたりと、少々ピンチ・・・もっとピンチを!・・・じゃなくて、助けてェ!スーパーピンチクラッシャー!、もォピンチは十分です!


40分後・・・


 何とか、敵を撃破完了・・・敵のドロップ品を漁っていた一行は、部屋の奥に、宝箱を見つけます。
 中から出てきたのは、「100カラットオーバーの巨大なエメラルド」。
 一瞬一同の胸に「これ売ったら幾ら位かなぁ・・・」という念がよぎったのは確かですが、持ち逃げしたら、何となく当初の依頼を達成できなくなりそうな予・感♪
 とりあえず一行が関わりのありそうな、「緑色で、デシと喋る奇怪な少女」を呼んでみると、彼女は森から走り出てくると同時に大土下座。
緑少女『許してくださいデシ!おじいちゃんの宝石を返して下さいデシ!』
 多分、これっぽっちも彼女に同情した訳ではない思われますが、一行はこれを快諾・・・先刻見かけた「狂える人面巨木」の所へ移動し、一番避けに自信のある「シーフ」が宝石をはめこみます。
 見事正気を取り戻した「おじいちゃん」から、10000gの価値がある「顎鬚」を礼として贈られた一行は、村人の樹液の採取の許可も快諾を取り付け意気揚々と凱旋、成功報酬をGetです♪

*1:元々、TRPG関係のサークルの集まりなのです

*2:F.E.A.R.社が出版した、ネトゲ世代の為の、MMO風味ファンタジーTRPGルール

*3:アリアンロッドの世界では、冒険者 = プレイヤーキャラクターをとある宗教の教会が養い、近隣の揉め事や厄介事を解決する為にこき使っています

*4:この時、パーティのリーダーはネトゲの集会にアクセスしていた為、少し遅れてセッションに参加するという表明をしていたので・・・中の人が居ないキャラクターにみんな好き放題してます

*5:MoEでいう、FSですね