BINARY DOMAIN ティザートレーラー公開


 龍が如く(海外名:YAKUZA)を作った、セガの名越氏が完全新作のPVを発表した様です。
 これは、ちょっと面白いかも…外連味、ショックサイエンス…ブラフ
 そういえば、小島監督もZOE AnubisでOPにダミー情報やたらと入れてありましたっけ…


 その名は「BINARY DOMAIN」プラットフォームはPS3XBOX360の様。
 ジャンルは、日本が舞台のSFで、ロボットが日常生活にとけこんだ未来(2080年)の話。
 


「「BINARY DOMAINバイナリー ドメイン) 」ティザートレーラー」
http://www.youtube.com/watch?v=xSizgXIDIiY



BINARY DOMAIN 公式」
http://www.binarydomaingame.jp/html/top.html




 3人の男女が廃墟(旧渋谷らしい)にて、金属むき出しのターミネーターロボ(ただし、その強度はプラモ並、腕力は人間より若干強い程度)相手に、ベタベタのB級、C級はリッドアクションっぽい寸劇を繰り広げてます。
 キャシャーンのアンドロ軍団か、巨神兵みたいな横列陣形で迫り来るロボ軍団…ばたばたとやられちゃってます。
 そして、3人しか居ない上、武装も若干貧弱(1人は拳銃)に見えるのにやたらと吶喊し、しかもグレネードを味方が入ったビルに投げ込むわ、棒立ちで拳銃ぶっぱなわすわ、素人丸出しのレジスタンス(らしい)。
 ついでに言えば、日本だけど全員外人っぽいデス。
 そして、これ又何処かで聞いた様な台詞を継ぎ接ぎした素敵掛け合いの上、黒人のにーちゃんと殴り合う、リスクジャンキーのおっさん。


 これでもかというお約束の嵐!


 動画評論家、コメント荒らし、自称洋ゲー通が六孔垂汁して、このゲームのニュースを報じた各サイトのコメント欄は叩きコメントにて大炎上。


 公式サイトにある、名越氏のコメントに…


『そのひとつが、仲間達や敵ロボットのAIの追及です。
「世界最高峰のAIの実現」とは、この『命』というコンセプトをストーリー
だけでなくアクションパートとして、心から実感してもらうためであり
さらにネットワークプレイも、ゲームシーンを単なる戦場から
生き抜くための真剣な舞台に変え、強い絆として『命』というものを
感じてもらうためのもの。』


 そんな感じの発言があった事から、余計に主人公達の吶喊坊や的アクションや、棒立ちロボが叩かれる結果に…まだゲーム画面じゃないのにネ!


 しかし、その中でも、一部のコメントで、囁かれていましたが…このPV一寸怪しいです。


 前半の終了時、やられまくってたポンコツ三等兵の一体が、上体を起こすシーンが意味ありげに挿入されます。
 …涙目っぽい目がやけに可愛かったり。


 そして、PVの後半、打って変わって明るい病院(?)の一室らしき場所にて、渋谷の戦闘がニュースとして報じられています。
 普通に日本語で報じられるニュース。
 ここで、先ほどのロボット三等兵達は、治安組織の投入したロボである事が判明。
 赤ん坊(やけにリアル)をあやす女性(日本人フェイス)が現れ、TVの音量を絞ると、画面が下にパンしていき、彼女の下半身がメタリックな機械である事が判明。


 前半と後半の作りが余りにも違いすぎて印象が凄い事になってますが…コレが計算された演出だったとしたら?
 …というか、わざとやっている様にしか見えない様な。


 ここしばらくだと、ダンテズインフェルノがやたらとやっていましたが、バイラル・マーケティングという…あんまりイイ噂じゃなくても兎に角注目されればイイ!ぞっていう広告の方法がありまして、所謂、釣りというやつですね。
 そういう臭いがする気もします。


 実はあのヤラレロボの方が主人公なんじゃないか?という話もあり得る話デス。
 今のところ、公式サイトのTOPは、あの3人組ですけどね。


 そして…タイトルの「バイナリ ドメイン」ですが…まぁ、バイナリは二進数とか所謂IT用語ですが…


 分類学では、生物を最上位として、その直下に「植物界」、「動物界」とか分けていく分類法が一般的だったらしい(界の数は諸説ある)んですが、どうも1990年に、ウーズという人が「生物」と「界」の間に「真正細菌」、「古細菌」、「真核生物」という3つの「ドメイン(日本語だと域、領域)」という分類を加えた説を提唱したそうで…


 詳しくはWikipediaで読んできてネ!


『『Binary Domain
「命」とは物質と生物の区別をするための最大の特徴である。
「命」には限りがある。だからこそ「命」を持つものは増殖を試みる。
そして増殖とは「命」には自我が存在することの証明である。
しかし「命」と呼ぶものは、我々が知りうる限りのものだけなのか?
だが我々は知っている。物質には「命」として認むに足りうる
条件が存在することを。
しかしその条件を追い求めてはならない。
なぜなら「命」ある世界の頂点は、人類ではないと知るからだ。』


 公式サイトのコンセプトにある、頭の文章ですが…コレを見て、「ドメイン」を、分類学上の用語として考えると、ナニか仕掛けがありそうな気がしてきます。


 生物の直下に加わる新たなドメインとか…


 ヤクザシェンムーには食指が動かなかったんですが、「バイナリ ドメイン」については、これから一寸チェックしておこうかな。